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【おすすめマンガ】響 ~小説家になる方法~ 子供じみた非常識が許される作品なのか

2019-02-17

©柳本光晴/小学館

スペリオールで連載中の
「響 ~小説家になる方法~」
について考えさせられるものがあったので書きました
よろしければお付き合いくださいませ

響の行き過ぎた行動と才能

作者の柳本光晴さんは圧倒的な才能を描きたかったと語っています
響はそんな作者の想いが具現化し周囲をわかせました

マンガ大賞2017大賞を受賞

この作品を読んでいると早くつづきが読みたい!
という気持ちにさせられます
そんな引き込まれる魅力がこの作品にはあります

響の芯の通ったブレない行動に釘付けになるのですが
そのためなら何をしてもいい
という感覚に陥るのは危険な事だなと感じます
それを才能でカバーしていますが許されることでもないですね

響を取り巻く人物たち

響の才能や人格に振り回される・・・
そんな被害者と呼ぶべきか、キャラクターが数多く登場します

祖父江 凛夏:自分の力量と響の才能を比べ落胆し、ときには響本人にもあたってしまう。

花井 ふみ:響の小説を世に送る編集者、響の破天荒っぷりに手を焼く苦労人

塩崎 隆也:初対面で指を響に折られる不良生徒、その後響に屈し文芸部に入部する

そんななかでも異彩を放つのが
椿 涼太郎
響の幼馴染で同級生、成績優秀、スポーツ万能でイケメン
絵に描いたような完璧超人な彼だが響に対して異常な好意を向ける
響のそばに必ず寄り添い彼女との将来設計を夢想し響をサポートする
作品のなかでも響の次点にファンタジーな人物に思えます
彼が今後、響とどう進展していくのかが注目ですね

万人受けする話ではない・・・

響の非常識といえる子供じみた大胆な行動
本来そんな場面に出くわせば
「なんだコイツは」
といったあきれた感情が生まれます
受け手側に顰蹙をかってしまい、不快になるだけのように思えます
しかし、このマンガの魅力はそんな人間の未熟さがまねく負の様子を見せつけられ夢中にさせる力があります
天才の命を減らす生き様にどこか自分もこうでありたいと思わせる危険な思考が脳を刺激するのだと思います

画風について

かなりさっぱりとした淡白な画風
原作初期の絵から比較するとだいぶシュールな変化がおきたと思います
青年誌の画風としては正しいのかもしれません
特に最近は響が男前になってきて昔の文学系美少女という感じがなくなってきてしまったのは少し残念です
あくまで話を楽しむ
それがこの作品の見方なのでしょう

最終話はどうなるのだろう?

タイトルにあるように小説家になって成功をおさめる!
という安易な発想も出来るのですが、すでに響は珠玉の小説を書きあげています
専業小説家にならずとも死ぬまでの十分な財産を築いている時点で小説家になったところで話の盛り上がりにかけるのでは?
と考えています
響は海外にいきたいとこぼしているので世界規模な作家になって長寿番付に名を刻むのでしょうのか?
J・Kローリングのような大富豪になるというエンディングもみえるのですが、そんなキレイなハッピーエンドをむかえる作品とは思えないですね
全てを捨てて別の人生を歩んでいくというのが一番のハッピーエンドのようにも思えます
バッドエンドとしては死の選択だと考えています
才能を妬んで、響に振り回された腹いせに・・・
意外に天才はあっけなく死んでしまう
という展開を見せるのか?
とも考えています
今まで響がしてきたことは許されないこともありました
そのツケを払わなければならない瞬間をむかえてしまうという結末もありなのではないかと・・・


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