
木曜日は咲 -saki-の連載日
連載10年経っても仲直りしない姉妹が活躍する麻雀マンガを紹介
超能力麻雀マンガ
この作品では麻雀がメジャーなプロ競技として認知された現代とよく似た世界です
麻雀を少しでもやっているとこのマンガの異常さに気づくでしょう
もはや超能力レベルのオンパレードです
イカサマレベルの配牌
未来予知
認識阻害
セリフにも異様な内容があり
「私は初手テスカトリポカでそのエフェクトから逃れることができたのがラッキーでした」
「全体効果系じゃないと対応できないかなー」
「いくら竜華の太ももがムチムチでもそこに溜めてられる怜ちゃんパワーは限られてるんや」
など
いったいなにを言っているんだといった感じです(;´Д`)
とても麻雀をテーマにしたセリフとは思えない迷言ばかり
しかし、なぜだかこういったオカルト設定が読んでいるうちにだんだんと楽しくなってきます
百合力の強さが麻雀を制す
咲と和、久と美穂子、怜と竜華
をはじめとしたカップリングがたくさん存在します
キャラクターの数だけ女の子同士の百合百合しい光景が描かれています
コミック百合姫ばりの直接的な表現はないのですが、麻雀を通じて女の子同士の強い友情と絆を拝めます
絆が強い子たちほど麻雀の競技で有利に働く能力をもった能力者が多く試合を沸かせます
麻雀マンガと聞くとかなりヤニ臭い絵が頭に思い浮かぶのですが
本作の小林立先生の作画テイストとキャラクター同士の掛け合いがなんとも爽やかに表現されています
アニメverのテイストも色彩豊かでOPも爽快感のある曲に仕上がっております
ちなみに個人的に好きな学校は宮守女子
みんながみんなを好きという気持ちが一番に伝わってくるなあと感じます
制服がかわいい
全国からあつまる選手たちは各地方に存在する学校指定の制服をまとっています
各校それぞれ制服が大変かわいいのです
白と青を基調としたセーラー服の清澄高校
桜色のカーディガンに濃いピンクスカートの春らしい制服の阿知賀女子
白いワンピース調なデザインでどこかメルヘンチックな白糸台
黒のブレザーと黒のスカート、冬景色に映えるシックな制服の宮守女子
これら以外にも魅力的な学校の制服が絢爛です
制服デザインの引き出しがすごいのでしょうか?
どこか現実世界にあってもおかしくないと思わせてくれるデザインが逸品です
同じ学校同士のキャラクターでも着崩していたり少しデザインが違っていたりと
個性のみえる服装をしているところもみどころです
ぶっとんだ裏(?)設定
あきらかに下着が見えるようなアングルでも何故か見えない
いわゆる「はいてない」を徹底した本作
それはさすがにいいわけできないだろうというコマにも意地でも下着を描かないので
この世界に下着はないのでは?
と思わせてくれます特に阿知賀の穏乃、永水の初美(はっちゃん)の2人はどうみてもはいていません
また龍門渕の国広一は服とは呼べない布切れのような衣装をまとっており
長野スタイル
というスラングも生み出しました
露出の多い服装がデフォルトな世界でむしろ気にしたら負けともいえる咲-saki-の世界
ある種のシュールさを楽しむのが本作の見所でもあります
百合SFな世界
作者の小林立先生いわく
咲-saki-の世界は半数以上が同性愛者で同姓婚が可能な世界
女×女
の子供が活躍しているとのこと
もうSFの世界よりSFしている百合マンガといえます
設定ぶっとびすぎでしょ
マルチ展開をみせる作品
マンガ・アニメ・ゲーム・実写化
マルチな展開を見せる作品なのでどこかで目にしたことはあるはずです
この機会にぜひ咲の世界にふれてみてください