巷で悪い方向で話題のバーチャルさんはみている
未見だったので視聴してみた
ショートアニメ構成
ミライアカリ
電脳少女シロ
猫宮ひなた
月ノ美兎
田中ヒメ
鈴木ヒナ
のメインキャラクター6人のお話と
各キャラクターにスポットをあてたショートアニメを混ぜ込んだ30分アニメ
ストーリーと呼べるようなしっかりとした筋道はなく
なんの脈絡もなく事がはじまり終わっていく
全編通してこういった印象を植えつける作品
見終わった今、本作を一言で表すと
NHKで夕方に放送しているクレイアニメのような作品のヴァーチャルアイドル版
特に意味などない数分の動画を連続で放送することによって
視聴者である小さい子供の集中力を削がすことなくTVに釘付けにさせる
それを利用して、その間に母親が夕ご飯の準備に入る
そういった機能を果たすことがないのが本作
なぜなら視聴年齢が先の件よりも高いからだ
つまりは
たいして意味のないショートフィルムのツギハギ作品
それが「バーチャルさんはみている」なのだ
カメラワークが気になる
画面動やPANのシーンで背景がガタガタするシーンがある
処理の追いついていない貧弱グラボでプレイする3Dゲームの様相
またショート作品のいくつかは手振れがヒドくみていて落ち着かない
背景をとめてキャラクターだけ動かすアニメルックな作りをすればもっと見やすくなると思う
言うほどヒドくない
わりとヒドく言ってきたが正直悪くない
中身のスッカスカ作品など本作に限らずあふれかえっている昨今
ストーリーや設定を作りこもうとした結果、なにもまとまらず空中分解
そんな作品が存在しているなかで本作は
偏差値低めを狙った確信犯的制作スタイル
狙った分だけ優秀といえる
大の大人がU局放送の番組を制作した結果
・起承転結
・クオリティ
・固定概念
そういった要素を度返しして完成させた作品
挑戦的な企画制作をしている印象をうけるため
私は好意的に接する事ができた
特にミライアカリと猫宮ヒメの絡みコーナー
冒頭で家を蹴り飛ばしてしまう猫宮ヒメ
そして、なぜか次カットで吹き飛んだ家の中へ無事に入ってきているシーン
書いていて意味がわからなくなるのだが
これがおもしろい
なぜそうなったのか?
という頭で考えてはいけない作品なのだ
この作品を1話みた結果
言うほどヒドくはない
そう思えた